KazuDay286/365
from Kazu on 21 Jul 2016

July21/2016/9:00-11:00/Fujimino
最近、スケートする子供に親が同伴するのをよく見かけます。スクールも充実してきて子供同士、親同士で競争してるように見える時もあります。

保育園や小学校の運動会はよく考えられたものです。児童の体形や生まれ持った運動神経から競技種目で当然差が生じますが、そこに重きを感じさせない工夫が多々されています。親子で参加、親だけ参加の競技を含めているのもその一つです。

いつも仕事忙しくて運動する機会がなく、真面目に走ることがない親が、子供たちの前でハァハァフラフラになって走る姿が会場を沸かせ笑わせます。子供は親が一番になって欲しいと興奮することはまずないです、親が汗かいて走る見慣れない姿を見て喜びます。恐らく、走って息切れしたり汗かいている親に本当の親の姿をを感じるのでしょう。運動会後の帰路や食事の時間では、お父さんお母さん頑張ったね、転んだねと家族で笑うものです。競技結果で親が子に怒鳴る、子が親に怒鳴る、夫婦で喧嘩することはありません。

市民にスケートが浸透してきています。しかし、スケートと進学塾は異なるはずです。子供にとって直近の親子が子供に価値観を与えるのであれば、児童の学びについて100年以上歴史ある学校がしている運動会から学ぶこともあります。

天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。学問を教えた福沢諭吉が学問の出来不出来で人を差別するようなら上記の言葉は無かったでしょう。スケートは人の上に人を造らず、人の下に人を造らず。そんな言葉があってもよいのでは。